崎田憲一さん、100ポイント達成おめでとうございます。崎田さんの写真にはいつも驚きがあって、私は何時もその視点の面白さ、Amazingな発見力に、ため息と共に感激して拝見していました。
2018年5-6月号「急襲」や2019年11–12月号「覗き見」、どちらも総合2位をとった作品ですが、いずれも合成した様に見える不思議な写真であり、構成力優れた写真で、街中で見つけたシーンがチャンスを待つことやレンズ効果を活かすことで、実は、リアルに撮影されていることに驚きを隠せませんでした。その特徴が色濃く出ていたのが、2020年1-2月号の「モニュメント」総合5位の作品でした。
実は、私は2位にしており、積み上げられた パイプ椅子の塊をモノクロで撮ることで、陽に反射するステンレスの白や影の黒で見せる写真がまるで街中にあるモダンアートの様に見えました。発見力に表現技術を加えて撮ることで作品にしてしまう、これも突出した崎田さんの才能だと思っています。
また直近である2020年3-4月号「都市に生きる」という総合1位に選ばれた作品は今までの表現力+発見力に構図や光が加わり構成力が高まった作品でした。こうしてみると近年に上位に選ばれることが高くなっている崎田さんのこれからが楽しみです。