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フォトまち便り「Hello Local」vol.33 郡山写真部~GPSでたどる僕のまちなか撮影記録 第二弾~

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紀南、富山、郡山、下田の4つの地域写真部が綴っていく連載企画「Hello Local」。今回は郡山写真部、治郎丸さんによるフォトエッセイ。

撮影された場所にGPS位置情報を照らし合わせ、地図にすることでいつどこでシャッターを切り、何を感じていたのかをご紹介するシリーズの第2弾。前回は郡山市をエリアごとに分けた写真を紹介しましたが、今回は現役大学生でもある彼の行動範囲からスポットを挙げていただきました。観光名所にはない、郡山の隠れた魅力を皆さんにお届けします。

第一弾はコチラ


お久しぶりです。
前回に引き続き郡山市の日常(?)風景を写真と位置情報でお伝えする僕のシリーズ「GPSでたどる僕のまちなか撮影記録」。第二弾になりました。

第一弾から第二弾に回を増し、今度は撮影地を変えようかなとか、新しい切り口を持って書いてみようかな考えてはみるけれど、何を書こうか本当に悩んでいました。

「うーん」と悩みながらパソコンに向かって写真を眺めていたとき、はっとしました。

大体の写真が日常生活でふと撮ったものが大半なんです。

やっぱり僕はカメラを常に持ち歩いて、何気なくシャッターを押している。その瞬間、何があったか、何を感じたかを伝えよう。

郡山に住む大学3年生の日常風景を皆さんにご紹介します。

前回と同様にGoogleのマイマップにも位置情報を記してみるとこのようなマップが出来上がりました。

また今回の位置情報は(GPS座標///what3words)の形で書いていこうかなと思います。
What3wordsとは、指定した位置を3つの単語の組み合わせで表してくれるサービス。その文字列と写真の関係性がどことなく面白く感じてしまって、取り入れてみました(笑)https://what3words.com/

37°21’55.5″N 140°23’19.2″E

ここは店も少なく、あるといえば学校といった感じの通りです。
ただ自然の気まぐれで夕日がきれいな時はまた違った顔を見せてくれるのです。
この写真の奥、緑色の土手の向こうは阿武隈川です。
つまり緑の土手は堤防です。
奥が大きめの川なので必然的に建物などが少ない上、樹木もないのでとても開けていてきれいな色の光と空が通りの向こうに広がるんですね。

同じ場所で撮ったもう一枚。
光の入り方が少し変わるだけで全然雰囲気変わりますね。

(37°21’58.0″N 140°23’05.5″E///はさむ。みれる。しわけ)

この通りを進んでいった先にある信号機です。
開けた場所の夕焼けは本当にきれいですね。

(37°21’45.9″N 140°22’59.1″E///そのあと。おちて。おんなのこ)

先ほどの信号を右折して進んだ先にあるセブンイレブン、冬の店先はいい感じにしっとりしていました。
ここは学校の近くで学生の居住が多く、さらに川が近くて街からは離れている場所なので意外と静かなんですよね。
よく自分がコンビニで夜食を買ってから、悩んだり、一人でたたずんでたりします・・・

(37°21’33.6″N 140°23’01.8″E///きりぬく。しなやか。えがく)

先ほどのセブンイレブンのすぐ近くにある日本大学工学部のキャンパスです。
自然が意外とあったり街とは違った雰囲気があってよいですね。

(37°21’53.7″N 140°22’50.4″E///えんじ。せいそ。おしろ)

ちょっと古い写真です。
先ほどの日大工学部からは川の反対側といった位置関係のここには小学校があり、道沿いにサクラなどが咲くことがあって綺麗です。
これは2021年の7月に撮影した写真なので現在とは違いますが、様々な災害の被害などの爪痕も残っていたりと考えさせられる面があったりします。
街を歩いてみるのは車とは違った視点や見方ができることがあって、そこから発見や思考、情報の取得などにつながったりするのが好きだったりします。(実際はそんなに大層なことはできてないのですが…)

(37°22’06.2″N 140°22’29.0″E///はおる。きいた。はなみち)


ここ、線路の真下なんですよ。
先ほど紹介した学校の前の道を進んでいくとたどり着けます。
それはそうとして、ここはただの道じゃありません。
何故か地下道の途中で歩道がなくなるんです(笑)
めちゃめちゃ危ないんですがいつも通る道で面白いのでご紹介です。

(///ぶかぶか。えんそう。かみん)


ところ変わっておそらくおなじみ郡山駅新幹線ホームです。
この駅前の風景、そのうち変わってゆくのでしょうか。

7000円で買った古いニコンのレンズ(AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8 ED)を駅で試していたら、East-iが通過していきました。
試すために絞り開放のf2.8にしていたのでとっさに撮影した写真の輪郭が色収差とかでぼやぼやに・・・。でもそのおかげか、今見返すと当時の状況や空気感を思い出させてくれますね。

そういえば、今年2022年3月の地震で東北新幹線も被害を受けて復旧後も臨時ダイヤで走っていましたね。
今では関係者の皆さんのご尽力もあって通常ダイヤで力強く走っていました。
コロナ禍も一時期よりは圧倒的に状況が改善しつつある今、そしてこの先
観光や規制などでこの駅が賑わってくれたらいいですね。

(37°23’21.8″N 140°23’04.3″E///はじける。のせた。かねる)


春らしい一枚。
駅の南に位置している郡山総合車両センターです。
この春にダイヤ改正で不要となった相模線の205系が廃車のために持ってこられていました。

(37°23’22.0″N 140°23’09.2″E///かこい。きまわし。なのか)


自分自身が年末に二年参りのために寒川に行くときにお世話になり、友人や彼女と遊ぶために橋本に行くときにこれまたお世話になった車両なので、こうやって破壊されていく姿を見ると感じるものがあったりなかったりしますね。

大晦日の深夜0時をまたいでお参りすること 二年参りと言うのですが、僕の地元である長野県と一部地域の方言みたいなんですって。

初めて二年参りに行った際に寒川駅で降りて凍えながら長い距離歩いたり、終電を逃して茅ヶ崎まで歩いた時の車両も思い出となってしまいました。

(37°23’14.4″N 140°22’57.1″E///よそく。ざこう。でんき)


郡山には貨物の駅もあるので、貨物列車をそこそこ見かけます。

(37°23’06.8″N 140°22’55.8″E///ふりこむ。やくめ。のこさず)


少し通りの方に行って、そこから望遠で撮ると街と電気機関車がいい感じに圧縮されていて好きです。
地図で見たときに踏切を挟んだ反対側のほうが街の雰囲気が色濃く出ていて好きなので、次回の記事に向けて撮っておきたいと思います。

(37°24’06.0″N 140°23’17.8″E///じさぼけ。しあげる。じぶん)

これは駅の北側。
RICOHのCaplio400G wide Fという古いカメラをジャンク550円で手に入れたんです。
その画質がどこか懐かしい感じがして数枚撮った中の一枚です。
この街の公共交通はバスが中心なので、街なかではよく連なって止まっているのを見かけます。

(37°24’16.0″N 140°23’17.3″E///やすんで。かがみ。こやく)

その道をさらに進んでいった先の周辺の橋。
川があって景色が一変するので不思議な感覚になる場所です。
それに加えてここより北は古めの街といった感じ、ここより南は近代的な街といった雰囲気の違いもあるような気がするんですよね。

(37°24’26.4″N 140°23’22.3″E///かよう。まぶしい。くれて)


商店街でもない、けれど地域に根差したお店がある道路沿いって素敵だと思いませんか?
自転車で走っていても落ち着きます。
真っすぐ過ぎない、平ら過ぎない歩道も一見邪魔に見える電柱も好きなポイントだったりします。

(37°23’36.2″N 140°22’55.9″E///きせき。はまち。くみん)

場所変わって先ほどの総合車両センターの西側です。

夕暮れ時の街の一角!といった写真です。
でも古いカメラの画質が高すぎずざらついた感じになってるので、ぼーっとした視点を残すっていう意味ではいいのかなと思ったり。
駅前に遊びに行って帰るときに夕焼けがきれいだったり、風が気持ちよかったりすると、すごく心が満たされます。

(37°22’43.3″N 140°23’19.3″E///ききて。しんさく。じゅぎょう)


最初に紹介した地点のほうまで戻ってきてしまいましたが、中央大橋をほんの少しだけ北に行った場所です。
阿武隈川の堤防管理用の道路がサイクリングロードとして開放されているので、春にはこういった桜の花と川の景色を楽しんだりできるのもまたいいところです。
ただ秋になるとスズメバチのめっちゃ大きいサイズの個体が飛んでいたりして怖かったりもするので気を付けてください(笑)

(37°21’55.3″N 140°23’20.5″E///めじるし。とまり。つれた)


サムネイルにした一枚です。
なんでもない住宅地の水たまりから見た夕暮れの空、心が洗われます。

まとめ

今回の記事を読んでくださった皆様、ありがとうございます。
郡山の恐ろしいまでに日常な風景。きっと旅行ではあまり目を向けられない場所、でもきれいだったり面白かったり何かを感じた場所を紹介できたかなと思います。
自分も郡山の通ったことがない道や見たことのない角度や、50mmのレンズではのぞいたことがあるけれど135mmでのぞいた事がない場所もたくさんあります。
望遠レンズを使うとまったく違った見え方をするし、同じ50mmや28mmでも見る角度や写し方によって変化する風景があると思います。
なので同じ場所の経年変化や、同じ場所の違った見え方も紹介できたらなぁと思います。
次回もお楽しみください!


治郎丸 真昂

1999年長野県生まれ

2020年進学によって郡山市に転居。偶然インターネットに流れてきた記事を見て、コロナ禍の中でも街の情報を手に入れたいと思い郡山写真部に参加。

日常からカメラを持ち歩き、好きな景色を気ままに撮影しています。生きた記録になったらいいな。

郡山に住む写真好きの仲間が集まり、2018年から活動をしている「郡山写真部」。

郡山のまち、人の魅力を「写真」を通じて見つめ直し、「#郡山写真部」で発信しています。

郡山写真部が取材・記事を書いて作ったデジタルフォトマップ「郡山フォトスポットガイド」はコチラ


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