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コムロミホが伊豆下田で実感した、ニコンZ6のお気に入りポイント!

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9月28日(土)~29日(日)にかけて伊豆下田で開催される
「TRIP SHOT CONTEST 2019」に、講師の一人として参加する写真家のコムロミホさん。
一足お先に下田を訪れ、Z 6で撮影してきてくれました。
本イベントで使用するニコンZ 6と、レンズの魅力について訊きました!

Z 6/35㎜/F3.5/1/1600秒/ISO100

普段からさまざまななカメラを使用しているというコムロミホさん。
Z 6を手にしてから、撮影の幅がさらに広がったそうです。

「Z 6で風景を撮影すると、びっくりします。海や木や、被写体のディテールや質感を、細かいところまで描写してくれるんですよね。とにかくシャープで。ダイナミックレンジの幅も広くて、階調も豊か。フルサイズってやっぱりすごいですね。自宅に帰って、パソコンの大きな画面で写真を見ると、本当に感動します」

レンズの描写力に驚きました。

そして今回、Z 6と共に携えたレンズは、NIKKOR Z 24-70mm f/4 SとNIKKOR Z 14-30mm f/4 S、NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sの3本です。

「NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、レンズキットのレンズとは思えない解像感、シャープさ。さらに、小型軽量で持ち運びしやすい。これ1本あればこと足りるくらい(笑)。何でも撮れるレンズですね。このレンズを24㎜で固定して、単焦点レンズのように使うこともあります。さらに、望遠側にするときれいにボケてくれる。フルサイズのメリットですね」

ズームレンズの使い方ポイント
「ズームレンズって、被写体を大きく写したり、引いて小さく写したりするためだけに使う人も多いのですが、背景の写り込む範囲を変えるのにも有効です。例えば下記の2枚の写真も、望遠側と広角側で、木の見え方はそんなに変わらないのに背景の見え方が大きく変わりますよね。広く背景を入れたいのか、背景を大きく写したいのか。ズームレンズを使う時は、撮影位置を変えながら、背景の写り込む範囲を意識して撮影するのもお勧めですよ」

70㎜(望遠側)
Z 6/70㎜/F4/1/2500秒/ISO100/-0.3ステップ

24㎜(広角側)
Z 6/24㎜/F4/1/2000秒/ISO100/-0.3ステップ

次に、風景を撮影するときに、あると嬉しい広角ズームレンズNIKKOR Z 14-30mm f/4 S。
「超広角レンズだと、周辺に色収差や歪曲収差が変に出てしまうことがありますが、NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sはそういった嫌な部分が全くありませんでした。開放から解像力があって使えるし、絞るとグッとシャープに撮ることができます」

広角レンズの使い方ポイント
下記の写真は、たまたま釣りをしている人の目の前を黒船の遊覧船が通るところを見つけて、慌ててバッグからカメラを取り出して、すぐにシャッターを切った1枚。「人物を見つけるとズームアップして撮影する人も多いのですが、人ってもともと存在感があるので、小さくても目立つんです。広角レンズで写真の一部として人を写し込むと、風景のダイナミックさを伝えることもできますよね」

Z 6/30㎜/F4/1/500秒/ISO100/+0.3ステップ

こちらは、NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sを使って撮影した写真。

Z 6/35㎜/F1.8/1/3200秒/ISO100/+0.7ステップ

「本格的なボケが作れるのは、携帯カメラやコンパクトカメラではできない、ミラーレスカメラならではの魅力。何でもない被写体もドラマチックに写すことができます。NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sはボケ感がとても素直。ピントはシャープで、背景は柔らかくとろけるようにボケてくれる。レンズの良さを実感しました」

 

Z 6の嬉しかったポイント

次の写真では、チルト式3.2型TFT液晶モニターが大活躍。人と違った視点で風景を撮るには、工夫が必要です。

「この写真、空を見上げながら撮影すると、首が痛くなっちゃいますよね(笑)。ローポジション、ハイポジションの撮影が気軽にできるのは嬉しかったです」

Z 6/16㎜/F4/1/2000秒/ISO100

チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル)

 

また、カメラの機動力を高めるために、よく使う機能をファンクションボタンに割り当てれば、使いやすさも抜群にUPします。

「ズームレンズを使うときって、左手はレンズを操作していますよね。ファンクションボタンもiメニューもカメラをグリップしている右手側にあるから、よく使う機能を割り当てておけば、レンズから手を放さずに、全て右手で操作できるんです」

(左)ファンクションボタン(右)iメニュー

 

「たとえば私の場合、再生ボタンは通常はカメラの左側にあるのですが、すぐに確認できるように右手側のファンクションキー1に設定。これで、レンズから手を放さずに右手で再生を確認して、すぐに次のシャッターを切ることができるんです。

また、クリエイティブピクチャーコントロールで色合いや階調、彩度などを変えることが多いので、ファンクション2にはピクチャーコントロールを割り当てています。

他のカメラにもファンクションボタンはありますが、Z 6はより細かく、自分好みにカスタマイズできるのがいいですね」

操作にもたついてしまって、シャッターチャンスを逃してしまった! ということがないように、ファンクションボタンなどを事前に設定しておくと、旅先で後悔することもなくなりそう。

また、写真の色はレタッチであとから変えるのではなく、その場で得た情報から感じたことを、絵作りに生かしたいというコムロさん。

「今回はハワイのような、南国の雰囲気を出したくて、クリエイティブピクチャーの『トイ』を使って絵作りしました。ファインダーで効果を確認しながら絵作りをすることができるのも、ミラーレスカメラの魅力ですよね」

Z 6/30㎜/F4/400秒/ISO100/+0.3ステップ

 

今回語ってくれたコムロミホさんほか、5名の写真家とコースを選んで撮影できる「TRIP SHOT CONTEST2019」は、現在、参加者募集中!(満席間近!
Z 6やZ 7が1泊2日でじっくり使えて、先生方にもしっかりレクチャーしてもらえる本イベント。ぜひみなさんも伊豆下田のステキな風景を撮影しに、遊びに来てください!

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Nikon初のフルサイズミラーレスカメラであるNikon Z 7/Z 6など、話題のカメラ&レンズをお貸出し。参加者全員で下田の魅力を撮り尽くしていただきます!!

CHECK!
Zシリーズのファームウェアがアップデートされました!
☑人物の瞳を検出して瞳にピントを合わせやすくする高精度な「瞳AF」新搭載!
☑暗い場所でもより安心。AF 性能を一段と強化!
☑全コマ露出追従。高速連続撮影(拡張)が大幅に進化!
今後もファームウェアがアップデートされる予定のZシリーズはどんどん進化しています!詳しくはWebサイトをチェック!

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