日帰り旅に最高!美術館においしいランチ、気持ち良い吊り橋も。「クレマチスの丘」に行ってきた!


熱波が降り注ぎ続ける今日この頃ですが、そんな暑さに負けず、
編集部メンバーは休日を使って弾丸写真ツアーを敢行しました!
今回は、夏休みの写真旅にぴったりの「クレマチスの丘」をご紹介します!

先日「星野道夫の旅」展をご紹介したIZU PHOTO MUSEUMは、この「クレマチスの丘」の施設のひとつ。
写真の他にも彫刻や絵画などいろんな展示を見ることができます。

.クレマチスの丘へのアクセス方法と料金

東京方面からクレマチスの丘へのアクセス(鉄道)は、
①新幹線を使う(速いけど料金がちょい高い)
②JR線を使って行く(時間も値段も①と③の真ん中ぐらい)
③小田急線を使って行く(時間かかるけど安い)

時間と金額を、比較しておきますね。

方法 時間(新宿→三島) 料金
①新幹線
(品川からこだまを使う)
約1時間30分 片道約4,000円
②新宿からJR線
(新宿から湘南新宿ラインを使う)
約2時間強 片道約2,300円
③新宿から小田急線
(新宿から小田原駅まで小田急線)
約2時間~2時間30分強 片道約1,500円

小田原まで小田急線を使う③は、②よりさらに安い!
今回は③で向かい、乗り継ぎもよくワイワイおしゃべりしながら2時間15分くらいで三島に到着。
ちなみに上記の時間は、編集部が行ったタイミングでの比較なので、あくまでご参考程度に。

スケジュールをたてる時は、無料シャトルバスの時刻を元に考えるのがベター。
三島の駅に着いたら、北口からこの無料シャトルバスに乗り込みます!

往復の時間表はこちら。

●行き:「三島駅」北口発

●帰り:「ベルナール・ビュフェ美術館」発、「三島駅」北口行き

●帰り:「クレマチスの丘(イズフォトもこちらから)」発、「三島駅」北口行き

詳細や注意点などは、こちらからご確認ください。

今回は10時40分三島駅発、帰りは16時10分発のバスに乗りました。
11時過ぎに到着したので、クレマチスの丘での滞在時間はたっぷり5時間程度。

三島駅での注意点が2つあります。
1、三島駅で「路線バス」は南口の案内が出ていますが、無料シャトルバスは北口からなので出口に注意です。
2、在来線で来る人は、精算機か窓口で清算をしないとそのままICカードで出られません(熱海まではJR東日本、それより先がJR西日本のため)。バス出発ギリギリに三島駅に着いて、「改札出られない!焦る!!」ということのないように!

ではでは、しゅっぱーつ!

.「クレマチスの丘」について、簡単にご紹介

「クレマチスの丘」のクレマチスは、花の名前。
5月〜6月の時期はたくさん咲いています。綺麗ですね。

クレマチスだけではなく、四季折々いろんな花が咲きます。
5月に行ったときには藤の花がこんな風に美しく咲いていました。

無料シャトルバスの中にも、こんな風にクレマチスの丘で見られる花々の写真が展示されていたり。
写真好き、花好きにとっても楽しいスポットなのです。

さて、このクレマチスの丘は大きく2つのエリアに分かれています。
「ベルナール・ビュフェ美術館」を中心とした<ビュフェ・エリア>
今回私たちがメインで行ってきた「IZU PHOTO MUSEUM」をはじめ、
庭園やレストラン、ショップが複合する<クレマチスガーデン・エリア>です。

せっかくIZU PHOTO MUSEUMまで行くなら、両方のエリアに行くことを強くお勧めします!

▼バスを降りると、すぐにIZU PHOTO MUSEUMやヴァンジ彫刻庭園美術館の入り口。

▼こちらがチケット売り場。隣には草間彌生さんの作品も!写真を撮りたくなるスポットがたくさん。

3.IZU PHOTO MUSEUM 「星野道夫の旅」展レポート

さて、前回の記事でご紹介した「星野道夫の旅」を改めてご案内いたします。
星野道夫さんの没後20周年の特別展として、全国各地を巡回していましたが、このIZU PHOTO MUSEUMの展示で巡回は最後。会期終了の9月30日(日)までに、必ず行くべし!

本展示は撮影禁止です。ご注意ください。
全ての写真におけるクレジット「撮影:星野道夫(c) Naoko Hoshino

この展示は下記5つのスペースで構成。
アラスカを目指すきっかけとなる写真集や手紙を見られる「アラスカとの出会い」
・ありのままの自然の姿が写し取られた「マスターピース」
・過酷な環境下で脈々と続く「生命のつながり」
・極北に暮らす人々の精神性が見出された「神話の世界」
・当時使用したカメラや貴重な記録映像など「星野道夫の部屋」

では早速見ていきましょう。
入り口にはカリブーの写真と共に、星野さんが実際に使用していたカヤックがどんと展示。
今回の展覧会では、こうした星野さんが実際に撮影で使っていた貴重な道具も合わせて展示されています。

こちらは、星野さんが世界中を旅するきっかけとなった手紙。
ナショナルジオグラフィックで見た写真の村に星野さんが手紙を送り、その手紙に返信がきたのです。
その実際にやりとりをしたときの手紙が展示されています。とっても貴重!
もちろん、星野さんが見たナショナルジオグラフィックの写真集『Alaska』も併せて展示されています。

展示会場には、写真に合わせてさまざまな書籍や雑誌に掲載された星野さんの言葉がちりばめられています。
大自然を体験しているからこそ語れる、説得力のある言葉たちが、私たちの胸を打ちます。

こちらの下の写真、何に見えますでしょうか?

これ、大群で季節移動をする「カリブー(トナカイ)」なんです。
カリブーは、星野さんが長年追いかけた重要なテーマのひとつ。

もちろんドローンも何もなかった時代。地元のパイロットと親しくなって、空撮をしていたのだそうです。
さらには撮影場所に連れていってもらった後、「2週間後に同じ場所に迎えに来てもらう」ことを約束をして撮影を続けることもあったとか…。すごすぎます。

そんなふうに、私たちの想像をはるかに超える大自然がとらえられています。

そして「星野道夫の部屋」スペースでは、ポジフィルムがずらりと展示。
フィルムが数コマに渡り見ることができ、星野さんのシャッターを切る息づかいが感じられそうです。
そして何より、写っている動物たちが本当に可愛らしい…!

NHKが取材したけれど、放映されずお蔵入りになった貴重な映像も上映。
撮影の様子や、動物達と向き合う写真家としての姿勢をとてもよく感じられる映像です。

星野さんがアラスカの厳しい自然で使用していた道具や撮影機材も展示
写真と言葉、道具も合わせて、星野道夫の写真家としての考え方だけではなく、
人としての生き方も各所に散りばめられた充実の展示内容でした。

そして展示最後には、星野道夫さんが残された言葉が壁に添えられています。
本当に素敵な言葉。ぜひみなさんの目で確かめてください。

星野道夫という写真家について、地球の雄大さ、動物の息遣い、
人間の営みに至るまで、たくさんの発見と驚きがある写真展でした。

もう一度言いますが本展の巡回はこのIZU PHOTO MUSEUMが最後。
見逃さないように!

さらに、併設のショップでは星野道夫グッズも多数取り扱われているので(可愛い…!)、
ショップにもお立ち寄りくださいね~!

4.ヴァンジ彫刻庭園美術館とクレマチスガーデン

IZU PHOTO MUSEUMに隣接しているヴァンジ彫刻庭園美術館は、2002年に開館したイタリアの現代彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ氏の個人美術館です。
1960年代から最近までのヴァンジ氏の彫刻を常設コレクションとして、展示棟と庭園に展示。

入り口入ってすぐの展示作品にはしゃぐ編集部!

現在展示しているのは、須田悦弘氏による「ミテクレマチス」展。10月30日(火)までの展示です。

一見、壁に花が咲いているように見えますが、全部彫刻なんです。びっくり。

常設展は、このような広い展示棟内のスペースにさまざまな作品が展示されています。

ヴァンジ彫刻庭園美術館に併設されている「クレマチスガーデン」は緑が生い茂る心地よい空間。
風が通る心地よい空間に、四季折々の花が咲きます。

今回行ったときは、中央の池に大きな睡蓮の花が咲いていました。

庭のなかには、「ガーデナーズハウス」というカフェスポットも。
草陰から差し込む木漏れ日が美しいですね。

大きなユリの花も。いい香りが漂っています。

5.美味しいランチ情報!

さて、そろそろお腹が減ってきましたよ!
クレマチスの丘には、レストランやカフェなどがいくつかあります。

ピッツェリア&トラットリア CIAO CIAO (チャオチャオ)
リストランテ プリマヴェーラ
日本料理テッセン
うつわ茶房 KEYAKI
TREEHOUSE

今回は、ヴァンジ彫刻庭園美術館に隣接している、
ピザが美味しい「CIAO CIAO」でランチを食べました!

盛り付けもフォトジェニックで、撮りがいのある料理。

CIAO CIAOのお隣には、ミュージアムショップ「NOHARA BOOKS」も。
帰りのバスの待ち時間を、ここで過ごすのも良いですね。

 6.ベルナール・ビュフェ美術館+α

さて、最後になりましたが、ビュフェ・エリア
このエリアには、下の写真の通り
・駿河平自然公園 遊歩道
・ベルナール・ビュフェ美術館(館内に「ビュフェこども美術館」)
・井上靖文学館
があります。

クレマチスガーデンエリアからバスでも行くこともできますが、遊歩道があるので徒歩でぶらぶら向かうのがお勧め。
歩いて10分ほどで到着します。

遊歩道の名物はこのつり橋!
気持ちの良い自然を抜けて、ビュフェ美術館へ向かいましょう。

楽しそうですが、結構揺れます…!

こちらが、井上靖文学館の入り口。
この建物が見えると、ビュフェ美術館ももうすぐです。

ベルナール・ビュフェ美術館にやってきました。
ビュフェのサインが大きく冠された美術館の入り口。
作者の画に、大きくこのサインが入っていることも、ビュフェ作品の特徴です。

入り口は自然光の入るとても心地の良い空間。

現在は、レオナール・フジタこと藤田嗣治氏の『藤田嗣治 本のしごと』展が開催されていました。
前期は8月21日(火)まで。後期は8月23日(木)~10月30日(火)までなので、まだまだ楽しめますよ。

この美術館はとても広く、館内では『ベルナール・ビュフェ再考』展も合わせて開催。
現在は本展の「後期」で、2019年4月上旬まで開催されています。

疲れたらこちらのカフェ「TREEHOUSE」で休憩。
ガレットをぜひご賞味あれ!

駆け足でお送りした「クレマチスの丘」。
都内からであれば、距離的にもボリューム的にも、日帰りの旅に本当にちょうどいい!

夏休みの予定に迷っている方は、IZU PHOTO MUSEUMを含めた
クレマチスの丘への旅を組み込んでみてはいかがでしょうか?

クレマチスの丘
所在地:静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
TEL:055-989-8787
送迎:JR三島駅 北口より無料シャトルバスあり
開館時間:10:00~18:00(4~8月)
※時期によって異なります。詳しくはHPにて。
休館日:全施設 水曜日(祝日の場合は開館、その翌日休。8月15日(水)は開館) 年末年始
駐車場:無料でご利用いただけます
URL:https://www.clematis-no-oka.co.jp/

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